早朝のバス政策議連でご要望を伺い、国交部門会議に政策勉強の後、国土交通委員会で、いわゆる『盛り土法』宅地造成規制法改正の質問をおこないました。
改めまして、熱海市の土石流災害でお亡くなりになられました方々並びに被害にあわれた方々そして、本日は知床遊覧船事故に際しましてもお亡くなりになられた方々、行方不明の方々に対しまして心からお悔やみを述べさせて頂きました。
21年7月3日、静岡県熱海市伊豆山地区で土石流が発生、27人の方々がお亡くなりになり、重症者1名、未だ1人が行方不明、住家被害は98棟などと甚大です。 この土石流災害に関しては、静岡県と熱海市は10年以上前から盛り土の崩落の危険性を認識しながら、抜本的な対策を講じてこなかったとされています。 この事は今年3月、静岡県の第三者委員会が「県と市の連携不足」を指摘しております。
今回の法整備ですが、昨年12月、国の「盛土による災害の防止に関する検討会」の提言で、全国1375箇所で何らかの問題あり、全国一律のルール(新たな法制度)を創設し規制強化が必要との要請を受けたうごきです。今後このような二度と起こらないようにしっかりと法整備、制度設計せねばなりません。
質問の冒頭、知床遊覧船事故へも言及させて頂き、八女市の男性と久留米市の男性も事故にあわれたこと、本当に無念でなりません。通信設備さえも機能不全だったとされる経営状況や、行政指導の状況など、複合的な要因ではないかと国を質しました。
本題の「盛り土法」に関しては、春日市の山林を例に掲げ、国の総点検の指示が出されたのにも係わらず、県と市とで、ゆずりあい状態の不完全な状態であって、ようやく調査がおこなわれるとの報道を取り上げて、この問題は日頃身近なところに存在していて、今後は住民不安を取り除くため、国としてもしっかりと指導して頂きたい旨、要望しました。 他、主な質問項目は市区町村ほど進まない “残土対策”、人目に付きにくく具体的な監視はどうするのか等の“森林関係”への項目や、“大規模盛土造成地の安全対策”等を国交大臣や、農林水産政務官に向けて質問し、要望させて頂きました。法案改正・作成への懸念と改善を求めて、今後も質問に臨み、国民生活の安心安全のため頑張る所存です!
法案論議は細部に及びますので、是非動画をご覧下さい!
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