国土交通員会で『盛り土法』の質問に再び立ちました。それだけ今回の法整備がいかに重大なものであるのかが分かります。『盛り土法』とこれまでも呼んできましたが、正式には『宅地造成等規制法の一部を改正する法律案』の閣法(内閣提出)です。これに衆議院からの修正案も加わり立憲も提出者となっております。
まずは、連日新たな事実が報道されますが、知床遊覧船事故について、国交省の「指導文書」と知床遊覧船への「改善報告書」の内容などについて質しました。例えば、事故をおこした会社の運行記録簿は同じ数字が並び不自然です。当時の発航判断の基準、通信連絡者不在、体制の不備、これらへの再発防止策など、国交省へは徹底指導の要望をしっかりと述べさせて頂きました。
加えて、本法案の契機となった熱海市の大規模土石流災害における県の最終報告書を取り上げ県と市の態度、その状況について大臣の所見を伺っています。
法案の中身については、まず閣法の修正部分の確認の意味を込めて、経緯・趣旨等について衆議院提出者(小宮山泰子衆員)に質問を行っています。いずれにしても、法案の本体部分についての補強がなされているのがポイントです。
最終的に、大規模盛土造成地の安全対策など国交大臣を前に、二度と同じような災害・事故が発生しないよう要望を含めて質問を行い、10項目に及ぶ附帯決議を発議し、全会一致にて可決致しております。
審議の様子は是非動画でご覧下さい。
参議院審議中継
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附帯決議
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